機器データベース

機器詳細

機器名 電界放射型走査電子顕微鏡
コード 0038
分野 化学金属電気電子物理その他
目的別分類 形状観察高分子表面無機有機
メーカー名 日本電子株式会社
型式 JSM-6700F
製造年
写真
仕様 分解能    1.0 nm(加速電圧15kV時)、2.2nm(加速電圧1 KV時) 
加速電圧   0.5~30 kV 
倍率     ×25~650,000 
試料寸法   150 nmφ 
試料移動   
 X方向:70 mm  
 Y方向:50 mm  
 Z方向:1.5~25 mm        
 回転 :360° (エンドレス)
装置の概要 試料に電子線を当てて、試料表面の形態、微細構造を観察する装置です。電界放射型(FE:Field Emission)であるため、汎用のWフィラメントを用いたSEMに比べて高輝度、高分解能な像観察が可能です。
セミインレンズ方式であるため、短焦点での観察が可能であり、高い分解能が得られます。
《操作方法》 試料は適当な大きさに切り出して、目的となる観察面を露出させ、導電性のテープなどで試料台にしっかりと固定します。試料台を固定した試料ホルダーを装置内部に挿入し、十分な真空状態で加速電圧をONにして電子線を発生させます。コントローラーを用いて画面の明るさ調整、ピント合わせ、軸調整を行い、表面観察を行います。高真空状態で電子線を発生させるので、事前に試料を十分に乾燥させておく必要があります。
《利用範囲》セミインレンズ方式であるため、磁性体の観察はお断りしています。導電性が低い試料を観察する際は、試料表面に導電性を与える前処理が必要です。高倍率から低倍率まで深い焦点深度でシャープな像が観察でき、材料や半導体デバイス、超微粒子、医学、および生物学などの様々な分野において広く活用されています。 
外部利用可否
管理責任者 小野 恭史・機器分析施設
機器管理者 小野 恭史・機器分析施設
キャンパス 五福
設置場所 学術研究・産学連携本部 (G14)
設置年度 2004年度
学内利用申請 機器分析施設に利用申請書を提出してください。