機器データベース

機器詳細

機器名 Q-TOF型質量分析装置
コード 0126
分野 医療化学環境生命科学
目的別分類 高分子無機有機
メーカー名 株式会社島津製作所
型式 LCMS-9030
製造年
写真
仕様

〇質量範囲
 Q部:m/z 10~2,000
 TOF部:m/z 10~40,000

〇感度
 ・ESIポジティブ
  1 pg レセルピン
  MS測定 S/N > 1,000:1(RMS),MS/MS測定 S/N > 10,000:1(RMS)
 ・ESIネガティブ
  1 pg クロラムフェニコール
  MS測定 S/N > 1,000:1(RMS),MS/MS測定 S/N > 10,000:1(RMS)

〇分解能
 ・Q部:<0.8 u FWHM<br> ・TOF部:ESIポジティブ 30,000 FWHM at m/z 1,972
      ESIネガティブ 30,000 FWHM at m/z 1,626

〇質量精度
 ・MS測定:<1 ppm (peak to peak) at m/z 622.5662, NaIクラスタ(internal calibration)<br> ・MS/MS測定:<2 ppm (peak to peak) at m/z 1072.2489>472.6719, NaIクラスタ         (external calibration)
 ・安定性:1 ppm/24 h、指定条件下

〇スペクトル内ダイナミックレンジ
 4桁

〇最大データ採取レート
 100 Hz

〇正負イオン化切替最小時間
 1 sec

〇インターフェース
 標準 : 加熱型エレクトロスプレーイオン化(ESI)
 オプション : 大気圧化学イオン化(APCI)、
         デュアルイオンソース(DUIS™)、
         探針エレクトロスプレーイオン化キット(DPiMS™ QT)

〇対応LC流量
 ESI 1 μL/min ~ 2 mL/min

〇DL最高温度
 300 ℃

〇ブロックヒーター最高温度
 ESI/DUIS : 500 ℃
 APCI : 300 ℃

〇インターフェース最高温度
 ESI/DUIS : 400 ℃
 APCI : 500 ℃

装置の概要

四重極飛行時間型質量分析計(Q-TOF)です。優れた質量精度および高感度と高分解能を両立した装置で、構造解析に有効な情報を得ることができるため、不純物同定や有機合成における合成確認などに用いられます。

本装置は探針エレクトロスプレーイオン化キットDPiMS QTを装着しており、探針を用いて、ごく微量な試料を採取し、液体や固体をそのまま前処理無しで測定して結果を得ることが可能です。
また、他にも大気圧直接イオンソースDARTを装着しており、こちらもサンプルを前処理することなく、直接イオン化ガスにかざすことにより簡便・迅速にMS測定を行うことができます。固体・液体・気体サンプルを広い極性範囲でイオン化・分析が可能です。 

外部利用可否
管理責任者 小野 恭史・機器分析施設
機器管理者 林 直人・理学部
川合 勝二・研究振興課
キャンパス 五福
設置場所 総合研究棟 1階 1021室(E3)
設置年度 2021年度
学内利用申請 機器分析施設に利用申請書を提出してください。