機器詳細
機器名 | 交番磁場勾配型/高温炉付試料振動型磁力計 |
コード | 0011 |
分野 | 環境金属物理 |
目的別分類 | ナノ材料物性無機 |
メーカー名 | 米国プリンストンメジャメンツ |
型式 | モデル 2900-04 4インチAGMシステム |
製造年 | |
写真 |
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仕様 | 1.磁気モーメント測定
レンジ:1 μemu から5 emu (フルスケール) 精度 :YIG標準試料で較正し、2 % 感度 :10 nemu(標準偏差、室温操作、1秒平均算出時間) 安定性:一定温度で ≦ 10-4、温度1 ℃変化に対して ≦ 5×10-4 繰り返し精度:試料を取り外さない場合、1 %(標準偏差)、取り外した場合、2 %(標準偏差) 2.磁場の測定/制御 発生磁場:22 KOe (@12 mmエアーギャップ時) 分解能 :設定レンジの0.005 % 精度 :読みの2 %±1 Oe ノイズ :40 mOe rms(1秒積算時間) 安定性 :フルスケールの0.01 %、±0.02 % / ℃ |
装置の概要 | 電磁石の磁心上に配置した一対のコイルで交流のグラディエント磁場を発生させ、その間にセットした磁化試料(測定対象)に周期的な力を加えます。そして、試料に生じる振動を圧電素子(bimorph)で電気信号に変換して、磁気モーメントを測定します。測定は、グラディエント磁場の周波数を、試料を取付けたプローブの共振周波数に合わせた状態で行なうことで、高感度の計測が可能となっています。 操作では、全機器の電源を入れて冷却水を流し、測定ソフトを起動して電磁石電源をReady状態にします。試料を測定プローブにセットし、ステージにプローブを取り付けます。目測で試料をグラディエントコイルの中心にセットします。Auto functionメニューで共振周波数を決定し、Optimizeメニューで試料を最適な位置に調整して再度Auto functionを実行します。以上を終了後に測定が開始できます。詳しくはAGM操作手順(添付)を参照して行いますが、測定の際には、試料の設置や感度調整も含めて研究室のスタッフや大学院生が補助して、機器を使用します。 研究対象の例:磁気記録材料、MRAM、スピンバルブ、GMRヘッド、アモルファス材料、希土類化合物、高温超伝導物質、弱磁性流体、生物学的標本、トナー構成材料、磁気光学素子、岩石・堆積物中の磁性粒子、古地磁気学資料、考古学試料・文化財、非常に弱い常磁性/反磁性材料など |
外部利用可否 | ○ |
管理責任者 | 小野 恭史・機器分析施設 |
機器管理者 |
川﨑 一雄・都市デザイン学部 石川 尚人・都市デザイン学部 |
キャンパス | 五福 |
設置場所 | 総合研究棟1階 機器分析施設分室2 (E3) |
設置年度 | 2009年度 |
学内利用申請 | 機器分析施設に利用申請書を提出してください。 |