機器詳細
機器名 | 磁気特性精密測定システム |
コード | 0010 |
分野 | その他 |
目的別分類 | |
メーカー名 | 米国カンタム・デザイン社 |
型式 | MPMS-XL(7UW) |
製造年 | |
写真 |
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仕様 | 測定方法:SQUID(超伝導量子干渉素子)検出器を用いた引き抜き法 測定温度領域:0.5 K~400 K(3He冷却システム搭載) 最大印加磁場:70,000 エルステッド 測定最大磁化絶対値:2 emu 測定感度:1×10-8 emu 超低磁場機能:残留磁場0.05 エルステッド以下 試料空間:直径9 mm×高さ50 mm(円筒状) ヘリウム再凝縮装置(EverCool)付 |
装置の概要 | 液体ヘリウム中で4.2 Kに冷却された超伝導電磁石により印加された磁場中において、測定試料を上下させることにより、試料近傍におかれたピックアップコイルに誘導起電力が生じます。この起電力をSQUID素子により検出して試料の磁化を測定します。SQUID素子を用いることにより、きわめて微弱な信号を検出できるため、精密な磁化測定が可能です。3He 冷却システム(オプション)を搭載しているため、0.5 Kにいたる極低温から400 Kまでの極めて広い温度領域での測定ができます。 【操作方法】 固体状の試料は付属の汎用非磁性ホルダーに固定し、試料空間に挿入、試料空間内の一部に残存する空気を十分排気した後にヘリウムガス置換を行います。試料の形状(粉末など)に合わせた専用の試料ホルダーを非磁性材料を用いて製作し、装置へ搭載することもできます。ヘリウムガス置換後に試料を最適な位置に自動調整した後に、作成が容易な測定シークエンスにより自動で測定を行います。 【利用範囲】 試料ホルダーへの試料の固定方法や装置の使い方については、機器管理者から十分に指導・訓練を受けてください。寒剤(液体ヘリウム)を使用しますので、高圧ガスの取り扱いに関する注意事項についても機器管理者から指導を受けてください。 |
外部利用可否 | ○ |
管理責任者 | 小野 恭史・機器分析施設 |
機器管理者 | 桑井 智彦・理学部 |
キャンパス | 五福 |
設置場所 | 極低温量子科学施設 (E5) |
設置年度 | 2013年度 |
学内利用申請 | 機器分析施設に利用申請書を提出してください。 |